
仮想通貨を売買するには「販売所」と「取引所」があるみたいだけど、何がちがうの?

そんな疑問にお答えします。
この記事でわかること
- 結論:長い目で見ると「取引所」がおすすめ
- 販売所と取引所のメリット・デメリット
- 取引所を使う前に知っておきたいこと
今回は、販売所と取引所それぞれの特徴、メリット・デメリットについて解説していきます。
「販売所」と「取引所」は、どちらも仮想通貨を売買できる場所のこと。
なのですが、違いを知らないまま「販売所」で仮想通貨を購入し続けているのは、かなりの損。

1番の違いは手数料!
どちらで買おうか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
結論:長い目で見ると「取引所」がおすすめ
まず結論を言ってしまうと、長い目で見ると「取引所がおすすめ」です。
なぜなら、販売所と比べて手数料が安いから。
販売所も「取引手数料無料」となっているのですが、実は”スプレッド”という見えない手数料が発生しています。
販売所は売買が簡単で便利なのですが、スプレッドの存在を知らないまま使い続けるのはもったいないです。
具体的に、手数料を比べてみましょう。
販売所 | 0.1~5.0%(スプレッド) |
取引所 | 無料 |
仮に、販売所でビットコインを1万円分購入すると「10円〜500円」の手数料がかかる計算です。

積み重なると大きいね。カットしてその分投資に回したい。
それなら、なぜみんな取引所を使わないのかというと「売買の操作がやや複雑だから」です。
なので、慣れないうちは「販売所」で売買に慣れていき、慣れてきたら「取引所」を使ってみてください。

「取引所はちょっと面倒だけど、絶対に使った方がいい」と覚えておけばOKです。
販売所と取引所の特徴
「販売所」と「取引所」はどちらも、ビットコインなどの仮想通貨を売買する時の形式です。
コインチェックやビットフライヤーなど運営会社は「仮想通貨取引所」と呼ばれますよね。
仮想通貨取引所の「取引所」と取引所形式の「取引所」が同じ言葉なので混乱するかもしれませんが、別のものを指しています。
仮想通貨取引所の中に、売買形式として「販売所」と「取引所」があるんですね。


最初は、これが分かりにくくて。混乱しました〜
販売所形式は、取引の相手がコインチェックとかビットフライヤーとかの「運営会社」になります。


個人が「お店」から物を買うイメージに近いね。
取引所形式は、取引の相手が「ユーザー」で、仮想通貨取引所を経由してユーザー同士が直接取引します 。


メルカリなどのフリマサイトで物を売ったり買ったりするイメージですね。
販売所と取引所のメリット・デメリット
販売所と取引所のメリット・デメリットをまとめました。
販売所 | 取引所 | |
---|---|---|
メリット | すぐ売買できる 売買の手順が簡単 | 手数料が安い 希望価格を指定できる |
デメリット | 手数料(スプレッド)が高い 希望価格を指定できない | 売買の手順がやや複雑 売買成立に時間がかかる |
それぞれ詳しくみていきましょう。
販売所のメリット
販売所のメリット
- 買いたい/売りたいときに、すぐ売買できる
- 売買の手順が簡単でわかりやすい
取引所では、コインチェックやビットフライヤーなどの運営会社が提示した価格で取引します。
そのため希望の数量を、すぐに売買することが可能です。
また価格がわかった上で売買するので、売買手順がシンプルでわかりやすいのも特徴です。

だから「初心者は販売所がいいよ」って言われるんだね
販売所のデメリット
販売所のデメリット
- 手数料(スプレッド)が高い
- 希望する価格を指定して取引できない
販売所は、売買手数料は無料ですが「スプレッド」と呼ばれる実質的な手数料が発生します。
すぐ簡単に買えるのは販売所のメリットですが「スプレッドで損をしていた」ということにならないように注意しておきましょう。
取引に慣れてきたら、取引所での売買にもチャレンジしてみてください。
取引所のメリット
取引所のメリット
- 手数料が安い
- 希望価格を指定して売買することもできる
取引所は販売所で比べると、手数料が安いのがメリットです。
コインチェックのように、売買手数料無料の取引所もあるので、積極的に利用したいところです。
また、希望価格を指定して売買の注文を入れておくことができます。(指値(さしね)注文といいます)
取引所のデメリット
取引所のデメリット
- 売買の手順がやや複雑
- 売買の成立に時間がかかったり、成立しないことがある
取引所形式で売買するのは手順がやや複雑なので、初心者にはちょっとだけハードルが高いです。
また、希望金額を指定して売買する指値注文の場合は、その金額で売買が成立するのに時間がかかったり、成立しないこともあります。
希望価格を指定せず「現在の価格ですぐ買う方法」というのがあります。(成行(なりゆき)注文といいます)
こちらはほとんどリアルタイムで買えるので、取引所ですぐに売買したいときは成行注文を利用するのがいいですよ。
取引所を使う前に知っておきたいこと
取引所を使う前に、知っておいた方がいいことが2点あります。
- 取扱銘柄が少なめ
- 最低購入数量が決められている
取扱銘柄が少なめ
たとえば、コインチェックの取引所で取り扱っているのは、5銘柄です。

コインチェックの取引所は、ETH(イーサリアム)を扱っていません。
対策としては、いくつかの仮想通貨取引所を利用し、使いわければOKです。
コインチェックの取引所で扱っていないETH(イーサリアム)は、ビットフライヤーの取引所で買えます。
最低購入数量が決められている
コインチェック 0.005BTC から
ビットフライヤー 0.001BTC から
など、最低購入数量が決められています。
対策としては、最低購入数量よりも少ない額を買いたいときは販売所を利用しましょう。
また、まとまった金額を購入したい時に取引所を利用するのがいいでしょう。
まとめ
本記事は以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございます!
販売所と取引所では、長期的には「取引所を使うのがお得」です。
初めての人でもすぐ慣れるので、ぜひ使ってみてくださいね。